一般社団法人
アクション・フォー・コリア・ユナイテッド

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8月15日に韓国・ソウルで開催される2025 コリアンドリーム 漢江大祭典 記者会見を開催しました

2025/07/31

2025年6月13日(金)、午前、ソウル市中区プレスセンターで「2025コリアンドリーム漢江大祝祭記者会見」が盛況裡に開催されました。


市民社会とメディアの高い関心のもとで行われた記者会見の様子

この日の会場は、光復80周年を機に新たな時代精神を込めた市民中心の統一ビジョンが提示される歴史的瞬間を直接確認しようとする政治、文化、市民社会を代表する主要な関係者たちと、80を超える国内外のメディアの高い関心で埋め尽くされました。コリアンドリーム漢江大祝祭は、単なる統一への願いを表現するイベントを超え、光復80年という歴史的転換点を契機に、朝鮮半島統一という時代的課題を市民の言語と感性で再解釈した革新的で創造的な試みとして評価されています。

市民が主導する新たな統一のパラダイム

記者会見後の質疑応答中の実行委員会主要関係者

今回の記者会見では、イベントの細部プログラムを紹介するだけでなく、市民が統一をどのように認識しているかを具体的に示すアンケート調査結果を同時に発表し、祭りが単なるイベントや文化行事を超え、時代の要請と市民の共感に基づいた新たな形の統一運動であることを明確に示しました。

特に発表されたアンケート調査は、多様な年齢層と社会階層の統一に対する認識と期待を詳細に分析し、今後の市民中心の統一運動の方向性をより明確に示す根拠として注目されました。


多くのメディア・参加者が集まった

また、記者会見では、従来の限定的な統一議論を文化芸術分野に拡大し、市民が直接統一への共感と参加を体験できる多様なプログラムが用意された点を強調しました。今回の祭りは、音楽、美術、文学、公演など多様なジャンルで市民の感性や感情を刺激する豊富なコンテンツを幅広く用意しており、特に若者が親しみやすく楽しめる参加型コンテンツを新たに披露する計画です。このような試みは、統一を理念的で抽象的な議論から離れ、日常の中で市民がより容易にアクセスし体験する機会を提供することで、従来の統一運動とは異なるアプローチとして注目されています。

市民参加型イベントの哲学とプログラム公開

政治家など著名人が参加

漢江大祝祭を主催する組織委員会の主要な関係者がステージに上がり、参加者たちと挨拶を交わし、イベントの哲学とビジョンを共有しました。チョン・ウンチャン大会長、チョン・ウテク、イ・ジョンゴル共同組織委員長、ソ・インテク総括実行委員長など組織委員会の関係者は、今回の祭典を単なる行事の次元を超え、民族の未来を新たに書き下ろす市民主導型の統一運動の象徴と位置付け、その意義を強調しました。


開会式を行うチョン・ウンチャン漢江大祝祭大会長

チョン・ウンチャン大会長は開会式で、「光復80周年の意義深い年に、私たちの民族の歴史と生が流れる漢江で『2025コリアンドリーム漢江大祝祭』の始まりを告げられることは、非常に意義深いことです」と述べました。彼は「日本植民地支配を克服し主権を回復した後、我が国民は戦争の廃墟を乗り越え、産業化と民主化を同時に成し遂げ、目を見張るような発展を遂げた」と述べ、「この偉大な道のりの中心には、国民一人一人の献身と汗があった」と強調しました。さらに「しかし、私たちの使命は未だ終わっていない」と述べ、「分断の傷を癒し、真の国民統合と持続可能な共栄を実現すること、それが今日私たちが共に築かなければならない未来である」と語りました。また「迫る祭りが、統一への国民の願いを一つに結ぶ和合と希望の場にとなることを願いつつ、北の同胞たちにも私たちの温かい心と平和のメッセージが届けられることを切望する」と付け加えました。


チョン・ウテク共同組織委員長の挨拶の様子

チョン・ウテク共同組織委員長も挨拶で 「私たちの民族が光復後、いまだ真の独立を成し遂げていない理由は、統一が実現されていないためだ」と述べ、「今こそ市民が主導する新たな独立運動を通じて、朝鮮半島の分断を克服し、統一の時代を切り拓いていかなければならない」と力説しました。彼の発言は、分断克服と民族の再飛躍への切迫感を浮き彫りにしました。


イ・ジョンゴル共同組織委員長の挨拶

イ・ジョンゴル共同組織委員長も「統一は特定の集団や政治勢力の課題ではなく、すべての市民が共に共有し実践すべき切迫した時代の使命」と力強く述べ、市民の積極的な関心と参加を呼びかけました。彼は特に、今回の祭典を通じてすべての国民が統一の主体であることを認識する契機となることを願っていると付け加えました。

続いて、コリアン・ドリーム漢江大祭典総括実行委員長のソ・インテク氏がステージに上がり、今回の行事のビジョンと具体的な方向性を直接紹介しました。ソ委員長は「今回の祭りは、統一がもはや遠い未来の理想ではなく、私たちの日常で共に準備し実践していく現実であることを実感できるように企画された」と述べ、「老若男女誰もが自然に共感し参加できるよう、多様な市民参加型プログラムと文化芸術コンテンツを準備した」と明かしました。


発表を行うソ・インテク総括実行委員長

彼は「市民の日常と統一のビジョンを創造的で感性豊かな方法で結びつけ、ハンガンという空間が持つ歴史的意義の上に、皆で一緒に統一の波を作り上げる場面を刻みたい」と付け加えました。このような企画の意図は、この日公開された代表的なプログラムの中でも明確に表れています。

漢江の夜を美しく彩る大規模なドローンショーと花火、レーザーパフォーマンス、市民が参加する合唱ステージ、そして統一と平和のメッセージを音楽で表現したOne-Kコンサートは、単なる見せ物ではなく、市民の心に統一の感性と希望を深く刻む強力な象徴として期待されています。ソ委員長は「今回の祭典は、市民が単なる観覧者ではなく、舞台を共に作り上げる主体として参加する統一文化のプラットフォーム」と述べ、「漢江の象徴性と平和的なメッセージが調和し、今回の行事が統一運動の新たな転機であり、光復80周年を記念する歴史的な行事となることを確信する」と強調しました。

市民、統一政策の新たな主体として

市民アンケートの結果を報告するキム・ウソン専門委員の姿

この日の記者会見で注目されたもう一つの重要な発表は、フェスティバルを前に全国各地域の市民を対象に実施された統一認識アンケート調査の結果でした。「新政府に望む市民の統一メッセージ」をテーマに、6月6日から9日までの3日間実施された今回の調査は、単なる世論調査の枠組みを超え、今後の統一政策の策定と市民参加のあり方において新たな基準と方向性を示す基礎資料となる見込みです。
キム・ウソン専門委員はアンケート結果の発表で、「全国600人を対象とした今回の調査は、市民が望む統一の本質と方向性を具体的に示した」と強調し、主要な結果を公開しました。


市民アンケート調査結果

まず、回答者の90.9%が統一は「非常に必要(79.7%)」または「ある程度必要(11.2%)」と回答し、統一に対する国民の認識と必要性が依然として高いことが確認されました。また、統一が「10年以内に実現できる」と展望した回答も53.0%に達し、具体的で現実的な期待が相当程度形成されていることを示しています。
特に注目すべき点は、市民が統一の最優先目標として「民族のアイデンティティ回復と弘益人間精神の実現」を挙げた割合が42.5%に達し、これは単なる体制統合を超え、民族の根源と精神的価値を回復しようとする市民の願いが依然として生き続けていることを示しています。

続いて「社会統合と人権中心の共同体構築」が23.0%、「朝鮮半島平和体制構築」が21.3%と続き、これは統一運動の哲学的基盤が「弘益人間」という人類普遍的価値の実現にあるべきであることを示唆する結果と解釈されます。


市民アンケート調査結果②

また、「統一運動は市民が主導し、政府はこれを支援すべきだ」と回答した割合が61.3%に達し、過去の国家中心の統一政策の限界を超え、市民主導型の統一運動に対する強い社会的共感が高まっていることを示しています。特に、統一プロセスにおいて市民社会が果たすべき核心的な役割として、「統一共感の形成と国民意識の向上」が50.5%、「市民社会主導の実践活動強化」が31.2%とそれぞれ高い割合を占めており、これは統一運動の実質的な主体として市民社会の役割がより重要視されていることを意味しています。さらに、統一が少子高齢化など韓国社会の構造的問題の解決に相当程度貢献すると答えた回答者も45.2%に達し、統一が単に南北関係の問題ではなく、大韓民国の未来ビジョンと社会改革の糸口として認識されていることを示しています。

組織委員会は今回のアンケート調査結果を踏まえ、「今後、市民の声をより詳細に反映させ、祝祭の企画と実施、そして長期的な統一運動戦略の策定において、より体系的で実質的な方向性を構築していく」と表明しました。
また、今後定期的な市民意見の収集と政策提案プラットフォームを運営していく計画を付け加え、市民参加型の統一運動の制度化と拡大を通じ、統一という時代の課題を市民と共に解決していく決意を再確認しました。

音源として再誕生したみんなの願い

音源制作に関する感想を語るホン・デソン プロデューサー

この日の記者会見では、市民の統一への願いを込めた公式音源が紹介され、8月に迫る漢江大祭典への期待感を一層高めました。
この日初めて公開された「コリアンドリーム、来い栄光の光よ」は、2015年に発表され多くの人々に深い感動を与えた「新時代統一の歌」を基に、新たに生まれ変わった曲です。
曲は、光復80周年という歴史的瞬間と「コリアン・ドリーム1000万キャンペーン」の願いが交わり、統一運動の記憶と現代の感情を包み込む、過去と未来を結ぶ統一のメッセージとして再誕生しました。


音源制作過程を収めた映像の上映シーン

ステージには、ホン・デソンプロデューサー、ソ・フン音楽監督、そして今回の制作に参加したボーカリストのイ・エジュン、ジ・セヒ、ユ・ソンウンが登壇し、制作の背景と曲に込められた意味を共有しました。
ホンプロデューサーは「この曲はメロディと歌詞に留まらず、世代と時代を越えた統一への市民の切実な願いと希望を込めた文化的宣言だ」と強調し、「統一という巨大なテーマを文化的にアプローチし、市民が日常で共感し実感できる新たな転機を作りたかった」と話しました。

ソ・フン監督も「音楽は思想を超え、人の心を動かす力がある」と述べ、「このプロジェクトが統一運動の感情的な基盤となり、さらに統一への道筋に少しでも貢献できることを願っている」と語りました。




音源制作の感想を語るソ・フン監督の様子(各写真・左から2番目)

参加アーティストたちもそれぞれの思いを率直に語り、曲への深い愛情を明らかにした。イ・エジュン氏は「この曲を準備する中で、統一は遠い課題ではなく、私たちが共に解決すべき現実であると感じた」と真摯な感動を述べました。

ジ・セヒ氏は「音楽を通じて市民に希望のメッセージを伝えることができるという事実だけで、ステージに立つ大きな責任を感じた」と語り、ユ・ソンウン氏も「このステージをきっかけに、統一への感動と願いがより多くの人々の心に深く染み渡ることを願っている」と述べました。感動的な映像を通じて音源が初めて一般公開されると、客席のあちこちで涙を浮かべる参加者の姿が見えました。

市民が主役となる統一の幕開け、漢江大祝祭
今回の記者会見は、「統一」という重い国家的課題を政治・政策中心の議論から、文化的感性と市民の日常の言葉で表現した点で大きな注目を浴びました。従来の制度的アプローチを超え、統一という価値を市民一人一人が実感し共感できるように構成されたこの場は、参加者たちに深い印象と感動を残しました。統一が遠い未来の課題ではなく、今、この瞬間私たちが共に築いていくべき現実の課題であることを再認識させることに焦点を当てた今回の行事は、それ自体で新たな市民主導型統一運動の方向性を示しました。「なぜ統一なのか」という質問を超え、「どのように南北コリアが共に歩むのか」という答えを市民と共に探求する意志が、行事全体に込められていた点で、さらに深い意味を持ちました。この日の記者会見は、単なる祭りの宣伝の場ではなく、市民と共に未来を設計する公論の場であり、統一運動の新たな幕開けを象徴する象徴的な出発点として位置付けられました。
主催側は「8月15日の光復節に、市民と共に漢江で統一の新たな歴史を書き始める計画」と明かし、その意義をさらに強調しました。


記者会見参加者団体写真

8月15日の漢江大祝祭は当日だけではなく、年間を通じて運営される市民参加型統一プラットフォームとして発展する予定です。市民一人一人が主体となり直接参加できます。

組織委員会は多様な事前プログラムと連携プロジェクトを企画中で、イベント後も継続的な市民参加を促す後続活動を多様に展開する計画です。組織委員会関係者は「今回の漢江大祭典を通じて、統一はもはや政府だけの課題ではなく、私たち全員が共に実現すべき時代の使命であり、公共の価値であることを再確認するでしょう」と述べ、「光復80周年を迎える8月15日、漢江で繰り広げられる今回の行事が、統一運動の転換点であり、大韓民国市民社会の成熟さを示す象徴的な出発点となることを期待しています」と語りました。