一般社団法人
アクション・フォー・コリア・ユナイテッド

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「日韓の未来と市民社会の役割についての勉強会」をテーマにフォーラムを開催しました

「日韓の未来と市民社会の役割についての勉強会」をテーマにフォーラムを開催しました

2019/04/08

 2019年3月22日(金)に衆議院第一議員会館にて、「日韓の未来と市民社会の役割についての勉強会」をテーマにフォーラムを開催。30名強の方々が参加をしました。
 フォーラムでは、2月26日から3月1日にかけて韓国・ソウルで開催された、Global Peace Convention 2019 Korea(以下、GPC2019)および、ONE K コンサートについての参加報告と、質疑応答の時間が持たれました。
 今回の報告会では、GPC2019に参加をした川崎栄子代表理事のほか、他2名の報告がありました。

 最初に、梁知身事務局長から、GPC2019とアクション・フォー・コリア・ユナイテッド(以下、AKU)の簡単な紹介がされました。
 GPC2019は、1919年に朝鮮半島で起こった三一運動から100周年となる記念すべき時期に開催され、それは、自由や人権といった普遍的価値を求めた運動であったこと。AKUが目指すビジョンも、自由・人権・法の支配といった普遍的価値であり、そのビジョンを広めるために、韓国で2012年に発足、日本では昨年一般社団法人として発足したことや、活動についての紹介がありました。



 次に、GPC2019の参加者からの報告の時間が持たれ、立教大学異文化コミュニケーション学部の小峯茂嗣助教の報告がありました。

 小峯氏は、26日に持たれたコンベンション中の「ユースセッション」での発題内容を報告。元々、NGO職員としてルワンダなど紛争国で現地住民の和解に取り組んできた同氏は、そのキャリアを生かし、2005年から「日本コリア未来プロジェクト」というボランティア活動を通じた、大学生中心の交流プロジェクトを立ち上げました。その中で、朝鮮大学との交流、韓国学生との38度線訪問などを行なってきた彼の発題は、セッションでも大きな関心をひき、韓国の大学生からは、「南北コリアの学生の青年交流はどう行なって行ったら良いか」などの質問が活発にありました。



 最後に、川崎代表理事からの報告が持たれました。川崎代表は、GPC2019の日程の中で、AKU韓国、アメリカの代表とも密接に討議する場があり、そこで、AKUの日本としての役割を強調してきました。

 そして、改めて、現在の朝鮮半島の問題は、第二次世界大戦以降の、民主・共産主義の二大陣営の接点としての分断であり、この問題が解決されれば世界の問題が解決される糸口に必ず繋がるということ。また、自身も北朝鮮に家族を抱える離散家族の一員として、朝鮮半島の統一は急務であり、必ず、分断を自分の世代で終わらせなければならず、次の世代に、平和な朝鮮半島を引き継いでいきましょうと参加者に呼びかけ、フォーラムを締めくくりました。



 フォーラムの様子(動画)は、コチラからご覧いただけます。