一般社団法人
アクション・フォー・コリア・ユナイテッド

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オンラインセミナー「金正恩をはじめとする北朝鮮の最近の動向」を開催しました

2020/06/10

 5月17日にオンラインにて、「金正恩をはじめとする北朝鮮の最近の動向」セミナーを実施し、会員や非会員の方々合わせて40名強が参加しました。

 今回は、
1. 川崎栄子代表理事による北朝鮮の最近の動向の解説
2. 川崎栄子代表理事・姜英之副代表理事の対談
3. 質疑応答
 という流れで行われました。



 第一部の川崎栄子代表理事による解説では

■金正恩重体説が飛び交っていたが、公式発表があるまでは様々な憶測はすべきでない
■一方で、北朝鮮の経済はかなり厳しい状況にある。一説には、今年末には国庫がなくなるとの話も。その状況に備えて、コンピューター技術を扱う学校を爆発的に北朝鮮国内で増設している。
■金正恩政権と文ジェイン政権の間で、高麗連邦制による統一が話されているようだが、今の北朝鮮の政治はトップ1%が握っているため、このまま統一しても国家としての体をなさない。
■現体制を変えるためには、アメリカが関与するより他はない。米朝首脳会談の失敗を踏まえ、米政権が再度働きかけるべき。

 との話が出ました。

 また、第二部の対談では、川崎代表と姜副代表の対談の形式で進行されました。

■昨今のコロナウイルス が北朝鮮国内に与えた影響は大きく、ウイルスにより逼迫した国内情勢への対外国のサポートを北朝鮮政府が拒絶しているが、それは自らの首を締めることにならないか。
■また、コロナウイルス の発祥に際して、北朝鮮政府は早い段階で国境封鎖に踏み切ったが、それは密貿易の封鎖も意味することとなり、そのことが国民の生活にも大きく影響している。
■農村の食糧が逼迫しており、今年の農業生産、穀物生産に国内経済の状況が大きく左右されるだろう。

 との内容が話されました。

 第三部の質疑応答の時間では

■今、AKUジャパンは韓国のAKUとどのように連携して運動を進めれば良いか
■名実ともに幹部を把握している崔竜海が40~50日ほど姿を見せませんが、白頭血統ではない指導体制が強まる可能性はあるか。そして、その体制が親米に向かう可能性はどうか。

■総連の幹部を教育された元朝鮮大学の先生とお話しする機会がありましたが、まだ連座制はあるか

 といった質問がなされ、他にも活発な意見交換がなされました。

 当日の様子は以下から動画でもご覧になれます。