一般社団法人
アクション・フォー・コリア・ユナイテッド

一般社団法人
アクション・フォー・コリア・ユナイテッド

【記事紹介】「米州韓国人の日」記念、在米韓国人を対象にしたコリアンドリーム特別講義が行われる

2023/05/24


先に到着したハワイ移民者が、新しい移民者を歓迎している(出典=写真で見る米州韓国人移民100年史/韓国学中央研究院)

 韓国人が集団で初めてアメリカの地を踏んだ日はいつだろうか。今から120年前の1903年1月13日、東アジアから来た若者102人が米ハワイ・ホノルルに到着した。見知らぬ土地に到着した彼らは、サトウキビ農場で大変な労働に耐えながら生活基盤を作った。韓国人の米州移民の歴史はこのようにして始まった。

 米州韓国人移民者家庭を扱った映画<セリ>では、韓国人を「水があるところならどこでも育つ」セリに比喩した。実際のところ韓国人の開拓精神は後代にも続いた。単に音楽・映画・ドラマなどの文化産業を越えて、今日の金融・法曹・ワシントン政界で活躍している韓国人、または韓国系米国人が相当数いる。

 このような志を称えて、2005年米連邦議会は、1月13日を「米州韓国人の日(Korean American Day)」として公式に指定した。この日は在米韓国人にとって特別な日だ。骨の髄まで刻まれている韓国人としての自負心と愛国心を認知させる日だからだ。彼らは「アメリカンドリーム」を夢見て定着したが、同時に故国の平和と繁栄を希望する「コリアンドリーム」も切実だ。



 1月13日、「米州韓国人の日」を記念して、米国各地で記念行事が開かれた。「第18回米州韓国人の日記念式」もその一つだ。米州韓国人総連合会(共同会長:クク・スング、キム・ビョンジク)と米州統一連帯主催で、米バージニア州ショッピングモール・フェアオークスにある韓国人バーベキュー食堂「ブレイカーズ」で行われた。

 記念式には、韓国人1.5世のハンナ・キム ホワイトハウスアジア太平洋系政策顧問が訪問して、バイデン大統領の米州韓国人の日の祝辞を代読した。この他にも、李洛淵元国務総理、ワシントン民主平統協議会のカン・チャンク会長、在郷軍人会東部支会のキム・インチョル支会長などが参加した。



 第2部では、統一を実践する人たちの徐仁澤(ソ・インテク)共同常任議長による特別講演が行われた。徐議長は、「朝鮮半島統一の歴史的機会」というテーマで、在米韓国人に対して「今こそ朝鮮半島統一の適期」であることを強調した。続いて「朝鮮民族固有のアイデンティティ『弘益人間』を通じて、朝鮮半島の平和統一を実現できる」とし、統一を実践する人たちのビジョン「コリアンドリーム」を紹介した。

 同日、参加した聴衆の一部は、統一のビジョンに大きな関心を示し、残りの生涯を朝鮮半島の平和統一運動に貢献したいという志を示した。そして、「粘り強い韓米同盟の持続、平和のために私たちが直ちに何ができるか」と尋ねた。

 徐仁澤議長は、「狭い場所だったが、コリアンドリームの講義を聞く聴衆の目が輝き、心が雄大になった。この日、韓国から持ってきたグローバルピース財団のヒョンジン・プレストン・ムン理事長の本<コリアンドリーム>が完売した。また、「私たちのビジョンに大きく共感し、参加したい」と個別に訪ねてくる人たちもいた。遠い地にまで飛んでいってコリアンドリームのビジョンを伝えた甲斐が感じられた」と感想を伝えた。

※コリアンドリームは、韓国GPF財団が発行するオンライン新聞
https://www.kdtimes.kr/news/view.php?no=1399