米韓首脳会談への提言 – 強力な同盟の基盤の上に構築されなければならない(デビット・マックスウェル氏の寄稿の紹介)
2022/05/21
今回AKUが共同主催した米韓同盟のフォーラムでスピーチをされ、多くのメディアで自由民主主義よる朝鮮半島の統一を提唱されていらっしゃるデビット・マックスウェル氏が、米安全保障関連シンクタンク19fortyfiveのウエブサイトに寄稿された論考を紹介させていただきます。 原文はコチラ 米韓首脳会談への提言 – 強力な同盟の基盤の上に構築されなければならない 韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は5月10日、夜中に韓国統合参謀本部から安全保障に関するブリーフィングを受け、5年間の任期をスタートさせた。5月21日に予定されているバイデン米大統領との首脳会談を前にしたもので、北朝鮮を「主敵」とする尹氏の考えが反映されている。 尹氏の大統領就任は、米国の外交政策が激動している時期である。プーチンの対ウクライナ戦争は続き、中国の支援も得ている。インド太平洋地域では、北京との戦略的競争が拡大している。北朝鮮の金正恩は2022年にこれまで16回のミサイル実験を行った。北朝鮮の内部不安の可能性を高めているのは、金正恩が2年以上にわたって国内感染ゼロを主張してきたCOVID-19の発生をようやく認めたことである。 こうした中、韓米同盟は相変わらず重要である。今度の首脳会談は、尹政権発足時の同盟を再確認するだけでなく、2021年5月の首脳会談で打ち出された韓米ビジョンを土台にする機会を提供するものである。 ■新しい章を開く そのあと、ホワイトハウスはソウルとの共同声明を発表し、伝統的な軍事パートナーシップを超えた同盟の新しいあり方について説明するファクトシートも発表した。これらの文書では、インド太平洋地域や世界各国において、サイバー、技術革新、グローバルヘルスなどの分野で同盟が果たす役割について概説されている。また、新たに設置された米韓民主・ガバナンス協議についても記述されて […]