ワンコリア国際フォーラム分科会レポート②「朝鮮半島の統一の実現を通じた北朝鮮の非核化と恒久的な平和構築」
2019/10/15
「今の北朝鮮体制の下では、非核化実現の可能性は低い」「北朝鮮の核兵器は全ての国への脅威…北朝鮮に対する米中の協力システム強化が重大」「統一が非核化の実現を可能する解決法…国際社会に『非核化のための統一』の正当性を拡散すべき 」 昨年から南・北・米首脳間の会談が続いていますが、このプロセスを介して初期の核心的なトピックであり目的であった「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」(CVID)のためにどのような具体的な措置がとられたかに疑問が提起されています。首脳会談がある度に一時的な平和の雰囲気が造成されたりはしたが、現時点で見ると非核化のためにいくつかの段階では実施されたことはあったが、むしろ北朝鮮は連日雌発射体を試験し、米韓の訓練が縮小されるなど予期せぬ局面に直面しています。 ギム・ベクサン世界平和研究所代表は、「北朝鮮の核問題自体の本質をもう一度再定義する必要がある」と「朝鮮半島の統一の実現を通じた北朝鮮の非核化と恒久的な平和構築」をテーマに分科セッションの議論を始めました。 キム・グンシク慶南大学極東問題研究所教授は、「北朝鮮は死ぬ覚悟で核兵器を開発した。それを放棄する可能性は非常に希薄だと思える」と指摘し、「北朝鮮の政権交代以外の非核化実現は不可能である」との判断を示しました。 ホン・ヒョンイク世宗研究院外交戦略研究室長は、「過去には北朝鮮の体制を確保し、経済的支援をして核開発プログラムを中止させたことはありますが、すでに核開発を完成した北朝鮮の状況は過去とは違う。韓国、米国、日本など国際社会がその当時、北朝鮮の核問題を軽く扱った結果だ。経済・軍事力のすべての面で弱くなった北朝鮮の唯一の武器は核兵器だけである。今の状態で非核化の可能性はない」と断定しました。 ハオ・スー中国外務省大学特任教授は「北朝鮮の核は中国に大きな脅威となる。」と前提し、「北朝鮮が生存のため […]